黒留袖の美しさ2017年01月18日

先日、研究科クラスにお邪魔しました。

 

お稽古内容は、留袖の他装です。

なので生徒さんは全員黒留袖!

なんとも豪華な格のある厳かな雰囲気のお教室内!

     

せっかくなので、

お正月の飾りの前で黒留袖を着て集合して頂きました ♪

  (お正月飾りが隠れてしまいましたが。。。 (^^;) 

   

金屏風に黒留め姿がとても良く合います (^^)

 

   

黒留袖は正座をした姿、お膝周りの柄がとても良く映えてこんなに綺麗なんですね ♪

    

女性の着物の中で最も格の高いのが黒留袖。

黒地の着物に、裾だけに模様があり、胸やお袖には柄はありません。

そして、その模様は前・脇・後ろへとピッタリ合うようにつながっています。

さらに、紋は一番格の高い染め抜き紋が必ず5つ入ります。

また、慶事が重なりますようにとの思いを込めて、

襟・袖・褄下には比翼という白い生地が重なるように仕立てられています。

(比翼がついていないものは長襦袢と留袖の間にもう一枚白い着物(下着)を着ます)

お祝いの席での既婚女性の第一礼装です。

主に結婚式で、新郎新婦の母親が着用する最上のお祝いと喜びが込められた着物です(^^)

地域によっても違ってきますが、新郎新婦の姉妹、祖母など近親の方が着られるのが一般的でしょうか。

ご近所さんも出席されるところではその方達もみんな黒留袖でした、と伺ったこともありますよ。

   

今は結婚式でも洋間にテーブルとイスがほとんどですが、

やはり日本の文化である畳と正座って良いですね ♪

 

昔の結婚式やお祝い事では、このように黒留袖や色留袖のお膝周りの柄が、

その場の格や雰囲気を一段と華やかな物にしてお祝いの気持ちを表したのでしょうね (^^)

  

そうなると、、、

せっかくの留袖にテーブルではもったいない気がします。。。 (>_<)

   

しかし、、、

長時間の正座は厳しい。。。 (/_;)

 

初めの頃は私も正座は10分持ちませんでした。

いえ、5分も持たなかったかも。笑

 

すぐに脚の感覚がなくなり、、、

脚全体が分厚くなったような感覚になり、、、

しばらくすると、チクチク、、、

そしてビンビン、、、ちょっと何かに触れると ビィーーーーーン!!

  

(@_@;)!!!!

 

です。笑

皆さんも体験がおありでは。。。♪

  

それが、今はいつのまにか平気になってしまいました♪

ずーーーーっと正座していることはあまりありませんが、

ふとした時に座るのは正座です。

不思議ですね (^^♪

   

あれ?

話がそれてしまいましたが、

今回ご紹介したかったのは、黒留袖の美しさでした (^^♪

   

お写真にご協力いただいた皆様ありがとうございました m(__)m♪ 

   

  

衣ろは着物学院 こでらしより