着物DEお出かけ in 米沢 ♪ ~その3~2017年11月11日

随分時間が空いてしまいましたが、、、

  

前回、前々回に引き続き、

  

着物DEお出かけ ㏌ 米沢 ♪ ~ その3 ~

  

   

美味しいものを頂き、

今度はお勉強の時間です!!

  

お邪魔したのは、

【 紅花染 新田 】さん。

  

創業は明治17年!

古くから研究と努力を重ね、常に新しい物を作り出してきたそうです。

  

今回は紅花染のお話をして頂きました。

   

  

 

色を染める元となる、紅花を育て、摘み取り、

お餅のような形に加工し(紅餅)、

何度も何度も染を繰り返し、

色を作っていくそうです。

  

 

ネットで見つけた米沢の写真です ↑

   

スタジオジブリの おもひでぽろぽろ のようなイメージでしょうか。

触っただけで本当に血が出るの?

子供のころに疑問に思ったのですが本当なんですね!

朝露で少しトゲが柔らかくなる早朝に、

トゲでケガをしないよう、長そで長ズボンに手袋姿で

花を摘みます。

  

摘んだ花を洗い、潰して、発酵させて、また潰してお餅のように、

そしてこんどはお煎餅のような形にして乾燥させる。

すべて手作業です。

紅花の花の紅色は一つの花からは極々僅かしかとれず、

大量の花が必要なのです。

紅餅(4センチ程)たった1枚で300輪の花が必要だと言われます!

  

昔はお米の百倍、金の十倍の価値とも言われていたそうです!!

  

それほど貴重なものなのです。

  

   

しかも、紅花だけでは綺麗に色が染まらないのです。

色を定着させるのにも色んな工夫があり、

そこで使われるものに烏梅があります。

梅の身を燻して天日干ししたもので、

これがまた時間と手間暇かけて作られたものなんです!

気の遠くなるようなお話です。(*_*;

あまりにも手間がかかりすぎるので

今では科学の力で染めることも多いのですが、

このような伝統技術を守るための努力もされているそうです。

   

美しい。。。

     

他の物をあわせたり、何度も何度も色を重ね、

様々な美しい色を生み出すのだそうです。

      

きれ~い!

      

写真ではわかりづらいのですが、

絹の光沢感も相俟って何とも言えない美しさです。

色を重ねることでこんなにも綺麗な色彩が生れるのです ♪

  

紅の色が濃くなるほど手間も時間もかけられていて高価なものになります。

一般の人々は袖を通すことは禁じられていて、

お姫様など身分の高い方しかお召しになれなかったそうです。

今では誰でも好んで着ることが出来ます ♪

贅沢ですね (*^^*)

 

   

機織りの現場も見学させて頂きました ♪

   

   

作業しながら説明してくださったのですが、、、

私には無理そうです (*_*;

  

仕組みを理解するまでに少し時間がかかりました。笑

  

   

出来立てほやほやの反物や新作のモノ、

工房ならではのたくさんの着物や帯を見せていただきました ♪

 

織り方や作り方を実際に見て聞いて作品を見ると

さらに関心が深まり、感動も増します ♪

   

紅花染がこんなに手間のかかるとてもとても貴重なモノ

であるということを知ることができ、

あらためて着物の価値を理解することができ、

もっと大切にしたいと思うことが出来ました(^^♪

ご案内頂いた若旦那さんと一緒に ♪

   

   

今回の旅では、

楽しい体験、美味しいお食事、温泉につかってゆったり♪

しっかりお勉強もでき、とても良い経験が出来ました (*^^*)

   

きもので飛行機♪

仙台空港では七夕まつりの飾り♪

酒蔵にて♪

山形のサクランボ狩り♪最高!!

おなか一杯ご馳走を頂いて♪

観光もして♪

案内人さん超おススメのご当地グルメ♪

    

  

ご同行頂いたみなさま、ありがとうございました!

本当に楽しかったです!!  

次の旅行企画を楽しみにしていてくださいませ~ ♪

    

   

  

衣ろは着物学院 こでらしより